成立したeビジネス/デジタルビジネス関連の特許(FI=G06Q)で、特許公報発行日が2022年5月のものは648件(うち実用新案5件)でした。それらの中から次の4つをご紹介します(前々月に発行された登録特許から選んでいます)。

株式会社三菱総合研究所・近鉄グループホールディングス株式会社  情報処理システム、情報処理装置、プログラム及び情報処理方法(特許7069228)

 2022年5月17日発行。
 近鉄が三菱総合研究所と共同で進めている地域活性化のためのデジタル地域通貨などの仕組み(ブロックチェーン活用)に関する発明のようです。

株式会社ミスミ 見積システム、見積方法、及び見積プログラム(特許7065906)

 2022年5月26日発行。
 ミスミの自動見積meviyで交差(大きさの許容される範囲)の情報の設定を補助する仕組みに関する発明のようです。

TFペイメントサービス株式会社など  決済システム、決済サーバ、決済端末、および決済方法(特許7068775)

 2022年5月17日発行。
 トッパン・フォームズ、コナミアミューズメント、セガとの共同出願が成立。アミューズメント向けマルチ電子マネーサービスに関する発明のようです(新規性喪失の例外の表示にも書かれています)。

特定非営利活動法人防災・災害ボランティア かわせみ 「浸りDAS」アプリケーション(リアルタイム水害危険区域表示アプリケーション)(実登3237402)

 2022年5月12日発行。
 実用新案。「浸りDAS」プロジェクト(特許出願2019-099755、未成立)の解析結果をわかりやすく表示するアプリケーションの様態、を請求項にしています。実用新案だけでも押さえておこう、という感じでしょうか。

 

その他、主なeビジネス/デジタルビジネス関連の動向より

 その他、注目すべき情報です。主に先月発表の情報より。

DX銘柄2022の発表
 経済産業省、東京証券取引所、IPAが共同で選定。今年は、中外製薬と日本瓦斯がグランプリ。

第2特集 進撃のマクドナルド コロナ禍に勝ったDX
 日経ビジネス 2022/6/20より。DXといっても、新型キッチンや受け渡し専用のカウンターをもうけたことで、モバイルオーダーの利用者数の拡大に対応できたという話。

ヤマト、本気のリスキリング デジタル人材1000人目標
 日経産業新聞 2022/6/17-1面より。リスキリングの特集記事が、7/1まで続きました。DXの実現のためにリスキリングに取り組む企業が増えてきました。


 

 

ニュース

2020年04月24日
所属を変更しました。
2017年04月04日
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